Home WORKS[houses] S邸 2010

[houses] S邸 2010

所在地:神奈川県川崎市
用途:住宅
構造:木造2階建
施工:(株)八木工務店
建売住宅用に開発された敷地は24坪、建築面積12坪、延床面積24坪の小住宅。夫婦と双子の女の子二人が暮らす家。子供の成長と独立、そして老後という将来まで見通し、フレキシブルなプランが求められた。2階居間の半分を子供達のスペースとし、柱と梁を露出させることで簡易な間仕切りも可能な形態としている。プランの中央部に階段とキッチン、その上部に小屋裏収納を配置し、天井が高く一体の開放的な空間で広がりを持たせつつも、機能的なゾーンを生み出している。1階は玄関と納戸、階段下を一つながりの土間とし、自由に収納を造っていける余地を残した。敷地の南側には更に1件の建売用地が残っているため、南側の開口部は視線の開ける方向に絞っている。外観は至ってシンプルながら木製の洗濯物干しテラスと玄関上部の円形バルコニーがアクセントになっている。限られた予算ながら断熱材にはセルロースファイバー、壁天井にホタテの壁材、そして無垢の床材を実現した。 現代の木造住宅は高断熱高気密性能が増したことにより窓面での結露のみならず、壁内の結露がカビや腐れをもたらすといった問題を起こし、これを解決するために換気扇を 24時間回すという法律ができ、本末転倒と言わざるを得ない状況にある。これを解決する一番信頼できる工法としてセルロースファイバーを薦めるようになった。断熱材とホタテ壁材の組み合わせにより、透湿性と断熱性、そして防音性、さらには防火性能も格段に優たものとなる。材工価格としてはグラスウールマットの6,7倍という高価格ながら、エアコンや床暖房といった機械が不要になる。何よりシックハウスやアレルギーの諸原因を無くし、本物の健康住宅で快適に過ごせる時間を手に入れることができるのだ。 



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